平成21年6月28日（浜田市）、7月12日（出雲市）に開催されました第3回実習受入準備研修会にスタッフとして参加してきました。
来年から始まる長期実務実習を受け入れる薬局、指導する薬剤師向けのフォローアップ研修会です。 丸一日のスケジュールでしたが、とても充実した内容でした。研修ではSGD（スモールグループディスカッション）を3つ、 講義が3つ（指導のポイントDVD上映、ハラスメントについて、今後の取り組みについて）行いました。
SGDでは①あと1年で実習を受けるうえで不安なこと、 ②実習期間中に生じる可能性のある問題、③薬局での日常業務からコアカリを考えるというテーマで討論を行いました。
同じ島根県内の薬局薬剤師同士でしたので、 具体的な日常業務について、地域の問題点や不安なことなどをしっかり話し合えたと思います。討論時間が短いので十分な検討まではできなかったかもしれませんが、 それぞれが抱える不安や問題点などを共有化することができたのではないかと思います。
2009，7，12
研修をして一番大切だったと感じたのは、実習を受け入れる薬局や指導する薬剤師が集まって横のつながりを作れたことだと思います。 一つの薬局で長期実習をすべて履行することが求められていますが、地域として、県として協力しなければならない項目がいくつもあります。
また、島根県には薬学部や薬科大学がないため、実習を受ける薬学生も多くありません。受け入れる機会が少ないからといって、 他の地区より劣った実習を行う訳にはいきません。少ない機会にしっかり対応し、可能な範囲で情報（個人情報など考慮すべき点は多々ありますが）を共有化し、 少しでも質の高い実務実習にしていきたいと思います。
この内容については第48回 日本薬学会・日本病院薬剤師会中四国支部学術大会で発表してきました。
薬剤師：山田島